山奥から琵琶かついで帰還いたしましたーーーー!
先週から4日続けて働いた琵琶くんと私の喉はさすがにお疲れ気味であります。

毎度のことですが、お客様によく尋ねられます。

どれぐらいやってるんですか?

これは本当によく聞かれる。
そして正直にお答えすると、“そんなもんか”という反応や
“それぐらいやればそれなりになれるもんなんですね”という反応。
私は複雑な心境になる。
きっと皆さん想像つかないんですよね。
ピアノやバイオリンのように幼い頃からの英才教育というものは琵琶には滅多にない。
ただ楽器を演奏する要素と語って聞かせるという要素、
二つからなるこの楽器はそんなに一筋縄でいくものじゃない。
何年やったからここまでいける、なんて保証はない。
それはどんな芸事も同じだと思う。

そしてもっと複雑な気持ちにさせられる質問。

普段、何やってるんですか?

えっ、それ知りたい?
だから普段も琵琶やってるんだってば。(琵琶について考える、演奏する、稽古する=琵琶やってる)
“でも琵琶で生活できてるはずないよ”という質問してきた人の心の声。
終いには
“邦楽って大変だよね。芸大出てもしばらくは親に援助してもらわないとやってけないでしょ”
と続けてきた。
私は芸大も出てないし、自分で選んで始めた琵琶の道だ。
たぶん親は半分呆れながらも、遠くで静かに見守ってくれている。
確かに邦楽はお金がかかるイメージだし、芸事で生活していくのは大変だ。
でも私がお客さまの前で演奏するのは、その覚悟あってのことだ。
生活、ということを考えれば他にも抱えなければならないものがあるのは仕方ない。
皆、そうやって生きている。
ただ

琵琶が真中にある

それが私。
それは決してブレない、今も、そしてこれからも。
だから普段も私は
“琵琶やってます”
それが私の答え。
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プロフィール

manabiwa812

Author:manabiwa812
川嶋信子 (薩摩琵琶/鶴田流)

桐朋学園大学 芸術学部演劇科卒業。
役者として数多くの舞台に出演し、CMなどでも活躍
その後、薩摩琵琶を鶴田流・岩佐鶴丈に師事。

寺社、仏閣、ホテルやイベント会場、学校、平家ゆかりの地など
各所で琵琶の魅力を伝えている。
他にも無声映画に楽師としての参加や琵琶2人のユニット「谷中琵琶Style」や
琵琶と講談の会「bi-dan」を企画するなど精力的に演奏活動を行っている。
また毎月、1日体験教室【まなびわ】を開講し
「楽しく琵琶を学べる」と好評を得ている。

第53回琵琶楽コンクール第二位入賞
邦楽オーデション合格
NHK FM「邦楽のひととき」出演

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